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新しい年の初めにあたり、御挨拶申し上げます。昨年も多くの方に当別院の活動に御協力いただきありがとうございます。本願寺築地別院は、今年も多くの方に浄土真宗のみ教えが伝わりますよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年の4月に築地別院副住職として着任いたしました。別院で、感じましたことを記させていただきたいと思います。宗祖親鸞聖人のお誕生をお祝いする5月21日の「降誕会」とお亡くなりになったことを偲ぶ11月11日から16日までの「報恩講」は、別院にとってとても大切な法要であります。この二つの法要は、東京教区の本願寺派寺院の方々の多大な御協力によって執行されています。法要への出勤だけでなく、事前の準備や当日のお世話もしていただいています。これほどまでに教区内寺院の皆様が協力していただいていますこと大変ありがたく思います。
また、8月の盆踊りの際には、たくさんの方々にお越しいただきました。他にも築地別院寺基移転350年の記念行事として境内でのイベントが行われました。お寺とのご縁がない方に、まずは境内に入っていただき、お寺に親しみを持っていただくための取り組みが必要であると感じました。
仏教は、私たちに人生の歩み方を教えています。数ある仏教の中で、私たちは浄土真宗のみ教えを拠り所としています。しかし、お寺にご縁の無い多くの方は、人生に悩む時、お寺へ行き仏教を聞こうとは思われません。占いや神社へは気軽に行くとしても、お寺や僧侶は葬儀の時しか用事がないという方がほとんどであります。最近では、葬儀であっても僧侶は必要ないと考えられる方も出てきています。また、浄土真宗の門徒だけれども、近くに浄土真宗のお寺がないので他宗のお寺へ行くという方もおられます。このような状況を直視して、私たちは一人でも多くの方に浄土真宗のみ教えを拠り所としていただけるよう活動していかなければなりません。
そのために大切なことは、浄土真宗のみ教えとお寺の活動をよく知っていただくことでありましょう。既にお寺とご縁のある方には、積極的に活動に参加していただき、まだご縁のない方には、ご縁が出来るように努めてまいりましょう。そして、何よりも大切なことは、私たちが浄土真宗のみ教えを拠り所として生きていくということであります。この事なくしてみ教えが伝わるということはありません。本年もご縁を大切にしながら、浄土真宗のみ教えを拠り所として、一日一日を過ごしてまいりましょう。