築地本願寺
 
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築地本願寺の意匠


ステンドグラス(旧納骨堂)
ステンドグラス(旧納骨堂)
築地本願寺旧納骨堂のステンドグラスには、草花の中に鳳凰がいる。115年前の明治21年に日本にステンドグラス技術が伝わり45年後の昭和9年、鳳凰は築地本願寺と共に誕生した。しかし、現在は納骨堂の改修に伴い見ることができない。
牛(本堂)
牛(本堂)
築地本願寺の本堂入り口にある牛の像。インドでは太古より神聖なる動物とされ、その姿は堂々として美しい。
釈尊の氏姓はパーリ語でゴータマ(Gotama)、「最上の(tama)、牛(go)」を意味する。
サイドボード(二階会議室)
サイドボード(二階会議室)
築地本願寺は建物と共に家具も同時に設計されている。このサイドボードもその一つ。アールデコ風の中に筆返しのような純和風の装飾も見える。ガラスはわずかに波打つ手延べガラス。70年の歳月を経ているので鋳造の引き手は欠落している。
本堂シャンデリア
本堂シャンデリア
平成9年に修理され綺麗になった。真下から見ると細かい装飾がつぶさにわかる。主たる光源は4本の水銀灯、加えて火袋が8個。本堂にはこのシャンデリアが9個と、一回り小さい火袋の無いシャンデリアが回廊に11個付いている。
堂円屋根
本堂円屋根
台風一過の青空に緑青色の銅板葺き円屋根と5本の尖塔が映える。これに似た円屋根切妻型の建築はなかなかないが、ベトナムのチャンパー、ポ・クロン・ガライ寺院に類型を見つけられる。
 
獅子
獅子
獣王ライオン(獅子)が宗教施設や墓の守護獣として入口や参道に配された歴史は古く、エジプトのスフィンクスまで遡ることが出来る。築地本願寺の前足を立てた有翼の獅子の姿は、ギリシャ、メソポタミアのスフィンクスや中国の鎮墓獣に類似したものがある。
欄楯(らんじゅん)
欄楯(らんじゅん)
仏説阿弥陀経に「極楽世界には七重にかこむ玉垣(欄楯)と七重につらなる並木(行樹)がある」とある。欄楯は本殿を囲むお飾りとしてインドのサンチーの仏塔やブッダガヤの大塔をはじめ、築地本願寺にも用いられている。
本堂正面
本堂正面
二階本堂入り口はギリシャのパルテノン神殿をも思わせるが、やはりインドの石窟寺院に源を求めるべきだろう。そこから地上まで大きな石の連続で構成されている。設計者伊東忠太ならではの曲線である。
円屋根妻飾り
円屋根妻飾り
東京の夕景にライトアップされその在を示す築地本願寺。正面の円屋根妻部には荘厳なる装飾が施されている。菩提樹の葉をモチーフにした輪郭、中央には仏教のシンボル「蓮の花」、その下には極楽浄土を飾る「欄楯」が見える。
鳩(本堂入り口)
鳩(本堂入り口)
お釈迦様の前世物語、ジャータカに鳩は穏やかで他人のためを考える動物として描かれ、貪欲を持ったカラスに忠告をする話がある。本堂に入る前にこの鳩に対面すると、私たちに何事か語らんとしているようだ。
グロテスク
グロテスク
人面なのか動物なのかはたして何なのか。口から階段の手すりが出ている。伊東忠太の木彫である。松井建設の設計図には「グロテスク」と名付けられている。
講堂(旧議場)
講堂(旧議場)
落成当時は正面のお仏壇を中心に議長席、議員席、速記席等が配置された国会議事堂のような階段式円形議場だった。現在それらは取り除かれ、多目的に使える床面になっている。
天井、梁、柱、照明等には仏教美術彫刻がふんだんに施されている。
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